Apple Vision Proを数ヶ月使ってみました。
空間コンピューティングと言われるものを実現しているのが、このApple Vision Pro。
発売から約3ヶ月経つこのタイミングであえてレビューします。
※長文になります。結論は、「今すぐ使って!」です。

▼なにがすごいの?

Apple Vision Pro、毎日使ってますが「なにがすごいの?」と、大抵聞かれます。
答えは、「今まで想像していたすごいこと」がコレを通して実現していることです。

Google Glassが騒がれたのが11年くらい前。当時のプロモーション見てワクワクしました。
が、あれは最小限のデバイスの枠で、最適な体験を得ようとしたバランス製品だったように思えます。
すごいと思うけど、実現している内容に妥協があった。

Vision Proは、人間が許せる範囲の最大限のデバイスで、想像を超える最大限の体験を提供してくれます。

▼空間コンピューティングとは?

「今まで想像していたすごいこと」とあえて表現しましたが、それが何かというと、Vision Proのような物理的なデバイスを無装着(制約を受けない)で実現できている世界のことです。

矛盾するように思えますが、1990年代からすごいことはあまり進化していないし、1960年くらいには夢想されていたかも。この辺の年代のこだわりはそんなにないですが、その夢想の根源はフィクションの物語なわけで。
レトロフューチャーなどと言われる所以はこの辺りにあるともいますが、割愛します。
(こういう話に学生時代に浸かっていたなあ…そんな研究してました。)

空間コンピューティングについての技術的な説明も他に任せてしまいます。本質は上記に詰まっていると私は考えています。すでに、iPhone(スマホ)だって空間コンピューティングに触れていますが、概念なんて知らなくてもいいんです。

▼つまりなに?

前段が長くなりましたが、使ってみて「ああ、この程度なんだ」と思う人も絶対いるはず。視界に映るものが自然だから。自然という表現には二つの意味があって、”クオリティが高すぎる”こと、実現している世界が”想像していた(すごい)”ものであること、です。

つまり、Apple Vision Pro、人によってはすごいけど今のところ(まだ)手放しですごい訳ではない、が回り回って回答になるのかも。但し、BtoCの視点限定の話で、BtoBではポテンシャルしかないので、使ったことない人、1秒でも早く触れておくべき。空間コンピューティングの現在地は確かめるべきです。

▼未来を、問う

「やばい、みらいキタ」という人は、それを実現するのがどれだけ大変なことなのか理解しているだけなんじゃないかな。本当の未来は、Apple Vision Proを通して触れている空間コンピューティングの世界が、スマホだったり、PC、もしかしたらモビリティなどのデバイスにどのように侵食できるかにかかってると思っています。

わかりやすく説明するのが苦手なんですが…

この世界の未来は「みんなゴーグルを付けている未来」ではなく、「ゴーグルを誰も付けていない未来」だと考えているし、そうなって欲しいと願っています。
だって、今まで想像していたすごい”未来”の人たちが皆ゴーグル付けてるなんて〇〇みたいな世界あります?みなさん、わかってますよね。

今すぐ使ってみてください。
使う環境のない人、声かけてください。